戦(いくさ)上手っていうのがあるが、「負け戦上手」なるものも、あるんじゃないかという気が最近してる。その尊敬?蔑視?の対象は今のボスに向けてなんだけど(笑)
まぁ、70に近い爺さんを本気でボスなどとハナっから思ってないけど、この人を最近批判的に見つめ直していたら、どうも「負け戦上手」という気がしてきた。原則的にはネガなのですが、ネガにはネガなりの生き残り戦略があるような気がして・・・
そんな想いに引きずられたのか以前紹介したプレジデント誌の推薦図書のコーナーが本屋にあったので、部課長向けゾーンから手頃な日経文庫をひとつ選んで読んでみた。まぁ経営戦略やマーケティング戦略に役立つかは甚だ疑問だけど、ある種のリーダーシップ論ではあるみたい。
著者が60代から70代と現ボスと同年配で、防衛大の先生方中心なので、文章としてはまったく面白みに欠けるけど、それさえ我慢すれば、1930年代から70年代の実際の戦争のなかから、大きく戦局を逆転させた戦略を取り上げていて、戦争読み物としては、なかなか面白い。駄文だけど。
ケーススタディは、毛沢東の反「包囲討伐」戦、バトル・オブ・ブリテン、スターリングラードの戦い、朝鮮戦争「仁川上陸作戦」、第四次中東戦争「サダトの限定戦争戦略」、ベトナム戦争「逆転をなしえなかった超大国」といったラインナップ。お話としてはエジプトのサダト氏の話が一番面白かったかな、私は。
さて、肝心の「負け戦上手」ですが、鉄則その1は「安売りしない」だ。今の時代業界を問わず、法人・個人を問わず、総じて価格感度は高くなってきてるけど、東京VS大阪のようなエリアの違いや高収益業界、高収益企業の中から価格感度が過剰に高くはない企業と付き合うことで、価格競争の消耗戦には巻き込まれはしても積極的には加わらず、売上を増やせずとも儲かる先へとシフトする。まぁ最期はジリ貧みたいな感じもするんだけど、Web2.0風に云えば(笑)高収益なロングテイル型売上を目指すという感じか?(なんのこっちゃ!)
鉄則その2「(官の仕事のためには)投資しない」 今年度はある官のお仕事1本(1案件)で全社売上の10%を叩きだした。それが来年度はさらに3倍に増えるかも・・・みたいな話になっていたのですが、そのための設備投資が売上と同額くらい必要。収益性が高いから、3年でペイするなどという声もあったけど、入札だし~。
で、最初の入札は機会ロスしてもいいから価格を見ようということになった。
つい最近出た入札結果は当社想定単価の4掛けくらいに。残念な結果だなと思っていたら、ボス曰く「だから営業の情報なんちゅうのは、ええ加減なんや、ほんまあいつらは。あぶないとこやで~」と来た。善後策を講じることなく、こき下ろすだけ。この辺はあくまで筋金入りの大ネガである。「会社が儲かっても、社員の手柄はいらん」ということなんだろう。きっと。
これ、善後策の検討もなく撤退を決めたら、ハナから10%ダウンの来期計画を立てることになるんだけど、営業への指示はこのご時世に7%アップの計画提出要求。
まもなく大本営発表である。鉄則の続きはまたおいおいと・・・
なかなかウマそうな画餅が出来上がってきそうだわ(笑)
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